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浮気茄子栽培日誌

春夏秋冬毎日毎日連日連夜、届かぬ手紙を出し続けるのです。 それが無駄だと分かっていても。日々是片道切符の人生。 それもそれでいいじゃないか!

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心の底からカブト虫よりクワガタ派。

アルバムタイトル:Mezzanine

ミュージシャン: Massive Attack

何故にクワガタなんじゃろか? 

Beatlesにホワイトアルバムがあり、 
Metallicaにブラックアルバムがあるのなら、 
マッシブにはクワガタアルバムがある! 鍬型最高クワガタ最強!
と言ってしまいたい。とにかくジャケットが気になるアルバム。 

謎。なんでクワガタなんだ?3Dさん、クワガタ好きなの?
インパクトは 凄くあります。うん凄い。でも何故にクワガタ? 
ちなみに私はミヤマクワガタが大好きです。深山クワガタ。
ヒラタクワガタも好き。オオクワガタは至高の存在です。

で、このアルバムがお気に入りだった仲間内の 会話でも、
Mezzanineという正式なアルバムタイトルはほとんど言わずに、 
「クワガタアルバム、いいよね」ばっかり言ってた思い出が。 

アルバムジャケットも凄いですが 勿論中身もそりゃあ凄いです。 
とにかく暗い。とことん重いが!ものすごーく美しいんです。

ロックとかポップスとかテクノとかドラムンベースとかダブとか
ヒップホップとかレゲエとか雅楽とかクラシックとかソウルとか
もーよーわかりませんそんな分類。ただマッシブの曲は美しい。

それだけでいいじゃない。俺は感動した。なにかが動きまくった。
それが全てだなあ。それのみだなあ。それ以外はないんだなあ。

で、この超絶美しいアルバムの、オススメの聴き方といいますと
うーむ、こんな感じですかね。最高の贅沢だと思われますよこれ。

用事を全て済ませて、何もすることのない 静かな夜。
でもまだまだ寝る時間でもないし、 そんな気分にもなれない。
ふと、このCDが ラックに並んでることを思い出した。
そういえば、最近 聴いてないな、、、久々にいってみようか。

トイレを済ませておこう。 携帯の着信音は消しておこう。
部屋の明かりも 消してしまおう。窓は少し開けておこう。
そしてヘッドフォンを久々に 用意してみよう。
CDをセットして、 再生ボタンを押すだけにしておこう。 

もう誰も、あなたの邪魔をすることは ありません。
あとはプレーヤーの再生の ボタンを押して、ベッドに寝転んで
1時間少々のちょっとした 旅に出かけるだけですなあ、、、
帰ってきたときは、 少しだけ気分がすっきりとしているかも。 

とことん静かに深く落ち込んで、でも心は不思議とクリアに。
そんなアルバムだと 思います。唯一無二。うーん、素敵だ。

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心の底からスチャダラ人生送りたい。

WILD FANCY ALLIANCE

スチャダラパー


日本語ってすごいなあ、と思う訳です。スチャダラパーを聴くといつも。 
初めて聴いたのは、高校生の時なんですよね。うわー何年前やねん、、、
年取ったなあ、俺。いやでも、高校時代に受けた衝撃もすごかったけど、
今聴いてもすっごい楽しいですよ、このアルバム。笑いと感心が止まらない。
スチャダラを教えてくれたあの時の友人には、もう会う事もないんでしょうが。 

とにかく歌詞が、ハンパなくおもろいっす。すんげえしょうもない事を、
すんげえ面白く歌ってます、というか喋ってます。フニャフニャしたBGMに乗せて。
本当にしょうもないんですよ、歌詞、というか文章。ライムって言うんですか?

「ダチのアイツはとにかく無駄遣いばっかしよる」と友人の小言をいうだけとか、
「ヒマ人全然悪くない!ヒマに耐えろ!」と退屈な日常にエールを贈る歌?とか、
場の空気を読まずに延々じゃベリ続ける男の歌とか、
ささいな言葉尻からどんどん話題がズレまくってゆく歌とか、、
もーホンマしょうもない。でもでもそれがこんなに圧倒的におもろいのは何故だ、
何故なんだ。日本語って、、素敵すぎるじゃないですか。 韻を踏むって素晴らしい。

スチャダラのメンバーさん、すごくお気楽極楽にミュージシャン生活されてるように
僕には見えるんですが、ゆるーくかるーく人生楽しんでおられるように見えるんですが、
でもやっぱ曲は、相当頑張って色々考えて、苦労して制作されてると思うんですよ。

で、そんな苦労が全然感じられないんだなあ〜曲からは。凄いっす。
なんでこんな、いい意味でなんも考えてなさそうなユルい曲が作れるんだ。
なんでこんな言葉遣いが生まれるんだ。その発想と着眼点に感服敬服。
CDの再生ボタンを押したら、僕はただただ極上のBGMとオモロ言葉の
大海原に身をゆだねて、ヘラヘラ笑ってればいいだけなんです。 

あ、あとこのアルバムで好きなのが、世の中に対するちょっとひねくれた、
はすっぱに構えた視線。正面切ってぶちあたっていかずに、
「まあまあ力んでみたってしゃあないし、適度に力抜いていきましょうや、ねえ?」
みたいなスタンス。この達観ぷりったるや、おみそれするし憧れるし、いいなあ!

このアルバムで衝撃受けた後に1stと2ndアルバムも聴いたんですが、
そっちのスチャダラのメンバーは世の中に対して、すんごい文句タラタラで
言いたい放題だったんですよ。僕が思うに、そんな歌詞の曲が目立ちました。

それはそれでまっとうな意見や主張だったと思うんですが、
そうしたイラ立ちや怒りを内側に抱えながらも、
あえて一見しょーもないことばかり言って、世の中を皮肉ったり茶化してみたりする。

ちょっと間違ったら、単なるイヤミな鼻持ちならないヤツになってしまうんですが、
そうなることは見事に避けて、カラッと明るい諦観のようなものを、
このアルバムでスチャダラパーは世の中に提示した、と思うんですが、どうか? 

心の底から男前になりたい。

マグマ

稲葉 浩志 


確実に墓場まで持っていく予定のCDがありすぎて困りますが、
現時点で「1枚しか選んじゃダメ!おめーどーせ死ぬんだから、
諦めなさい。墓場まで持ってっても良い事なんかありゃせんて」と
言われましたならば、きっとこの1枚にしますです。本当です。

全日本ダメ男選手権があったとしたらですなあ、
僕のなかでは 稲葉さんか、スピッツの草野マサムネさんかというくらい、 
この二人はとーんでもなく素敵に、ダメ男を装いつつ、 心底かっちょいい!
な二人なんですが、 いやとにかくこのアルバムはヤバいです。 

今から、ほぼ14年前になるんですねえ、このアルバムが 発売されたのは。
14年後の今になって聴いても、昔と 全然変わらずに打ちのめされる俺がいる。
全く 変わってない。全然成長していないってことなのか? なのだろう。
この14年は全くもって自分にとって無意味だったって ことのようです。
そうじゃないと信じたいんだが、現実は厳しい。人は変われないんだなあ。 

で、稲葉さん。わたしの中では、ブラッドピットか稲葉浩志か、というくらい、 
もう最高にかっこいい男の代名詞である稲葉さん。博物館に展示したい。
「ニッポンの最高峰オットコマエ男代表:稲葉浩志 よんじゅうウン歳」 

で、そんな世の中思い通りにならんことなんか何一つなさそうな、
全てを兼ね備えた究極生命体、カーズもビックリの稲葉さんの心の中に、
こんなにも暗いダメ人間代表選手権優勝的気持ちが 宿っていたなんて。
なんでこんなに、巧く生きられない男の 心情を吐露することができるんですか?
驚きですよ。その人の苦悩は他人からは決してわからないものなのです。
人間失格の太宰っちの葉っぱ男的心情がよー分かるわー。困っちゃう。 

「Soul Station」が個人的ベスト曲なんですが、なんじゃ この暗さ、救われなさ。 

「今僕にできることは いったい どの教科書にでてるの」 

なんですかこの一言は。いい大人の言う台詞じゃない、 と思うんですが。
「自分で考えろ!」と叱られても 仕方ないと思うんですが。あんた何歳だよ、と。
でもこのダメダメっぷりが、 本当に大好きなんだなあ、、、 

「ダメな自分」と「ヤケクソで頑張れるかも?な自分」との 間を
行ったり来たりする気分を、存分に堪能できるこの アルバム、本当に素敵です。
きっと14年後にも変わらずに 聴いているのでしょう。ありがとうございます。

心の底からヤマイダレ。

 SICKS

THE YELLOW MONKEY


訳分からん程の濃密さ 

これはもう、とことん扱いに困るアルバムだと思うんです。
超絶好き。地味だと思う。でも超絶好き。好きなものは好き。

「イエモンのオリジナルアルバムでのあなたのベストはどれ?」と尋ねられたら、
散々迷った挙げ句に?あるいは真っ先に?かどちらか自分でも自信はないんですが、
やはりこのアルバムになると思います。断言は出来ねえ。だってほぼ全アルバム好きなんです。

でも、もしイエモンを全然知らない人がいたとして、その人を信者にすべくですね、
「イエモンいいよー!まずはこれ聴いてみなよ!最高。ヤバい。」
とこのアルバムを真っ先に薦めることは、無い!と断言できます。そんなアルバム。
とにかくやっかいな、色々と扱いに困る、それでいて最高に大好きなアルバム。
うん、本当にやっかいだ。やっかいなものほど好きになるのが人情ですなあ。 

僕がこのアルバムから受ける印象は、
「怒り極限に達したあまり、全力で笑いながら相手を睨みつけているメンバーの姿」です。
うむ。怖い。もの凄く怖い。ディープなホラー。ディープフィアー。あれはねえ、、、

音楽が物理的な力を持っていたら、地球ごと壊せるんじゃねえか?と思っちゃう。
ちょうど三池崇史監督の映画「デッドオアアライブ/犯罪者」で、
竹内力が元気玉?みたいなんで地球を崩壊させたように、、、ありゃビックリだった。
まあ、そんな変な想像すらしてしまいます。 濃すぎるんです、これ。

アルバム1曲目の「RAINBOW MAN」で、「外野のノイズは殺せ」って
歌うところがあるんですが、その部分のコーラスが、「死ね、死ね、死ね死ね」としか
聴こえないんです。幻聴なのか?いや、言ってるよな。絶対言ってる。

2曲目のサビは「アッカンベーしたまま 踊りませんかアッカンベーしたまま 時代に合わず」
と歌っているんですが、曲タイトルは「I CAN BE SHIT,MAMA」なんです。
そのまま無理矢理ローマ字読みしたら、「アッカンベーシタママ」になる、
という意味での曲タイトルだと思うんですが、直訳すると、
「ママー、僕はうんこ野郎になれるんだよ。僕はサイテーな野郎になれるんだよ〜
(満面の笑顔ででも目は全く笑わずに言う)」って意味だと思うんですが。うわ、怖い怖すぎ。

11曲目「淡い心だって言ってたよ」に漂うおっそろしいほどの空虚さ。
誰が「淡い心だって言ってた」のかというと、「さっき見た天使」が言っていたらしいのですが、
確実に、イッちゃってた時に見た天使さんだと思います。天使か小人かそれとも悪魔か。

とにかく圧倒的に濃密な曲がまだまだテンコ盛り。そもそも唯一のシングル曲の「楽園」ですら、
何と言うか、圧倒的に地味だと思うんです、ちょっと聴いただけでは。どうかな、、?

ちなみにこれは、あまりにも不思議な勘違いで我ながらオドロキですが、
まだイエモンに全然興味がない頃ですね、何故かしら「LOVE LOVE SHOW」を、
「楽園」だと思ってました。
あの、どキャッチーなラブラブショーは有線とかコンビニとかで耳に残ってましたので、
既に大好きだったのですが、、、

ある日カラオケで、大学の先輩が「楽園」を入れた時に「お、その曲超好き!
先輩やるじゃん。俺もはしゃぐぞー!」と身構えていたらですね、全然知らない、
やけにのんびりしたホンマモンの「楽園」がちゃ〜らっちゃ〜ちゃ〜らっちゃ〜、と
流れ始めまして、ちょいと呆気に取られげんなりした記憶があります。
なんて罰当たりなんだその時の俺。楽園、名曲なのに、、、

まあそんな感じでございまして、とにかく長くて地味でとっつき悪くて、
でもギュギュギュッてな具合に何かが詰まりまくってる感じ。

食べても食べても全然無くならない謎の食べ物みたいなもんですよ。
「激烈デカい、とことんシンプルだけど全然食べ飽きないカンパン」
てな印象?うーん訳分からんな、我ながら。 

メンバーが、そして吉井和哉さんが、世の中や周囲の環境の
納得のいかない事柄に対して感じたおっそろしいまでの怒りの感情。
それを自分たちで冷静に理解し、確かな技術と確かな表現力とを総動員。

そして「俺たちはこれがやりたいの!誰にも文句は言わせんっつーの!」
というワガママを通す事ができるだけの人気を得た事によって、
こんなとんでもないバケモノのようなアルバムが
世の中に登場してしまった、ということだと思います。いや本当に怖いこのアルバム。

あ、sickって、病っていう意味らしく、イエモン6枚目のアルバムっつーことで
sixとsickを掛けてこのタイトルになったと思うんですが、、、
sickって、「ゲロ」って意味もあるみたいなんですよ。スラングで?
自らの最高傑作的名作アルバムに、あえて「ゲロたち」っていう意味にも通じる
タイトルをつけたイエモンメンバーのセンスはホンマに最高やなあ。

この時代の吉井さん、レディオヘッドの「OKコンピューター」の日本語版ライナーノーツに
「いつか対バンしましょうよ。負けねえよ」とか書いてたんだよなあ、、、男前過ぎ!
その対バンが実現する日を、死ぬまで待ち続けてますので。頼みます!

心の底からBJCフォーエバー。

BLANKEY JET CITY

BANG!

 
「★★★★★★★」って、、、 

これ、曲のタイトルです、このアルバムの中に入ってます。7曲目です。
黒星七つ並び。なんやこれ?ってなもんですよね、パッと見。意味分からん。
でも、激烈納得できます、聴くと。ドギャーンでバギャーンでズギューン!です。
BJCの曲で、一番最初にすんごい衝撃を受けた曲です。あれはもう何年前やろか?

なんつーすごい歌詞だ、と。なんつーすごいベンジーの歌声だ、と。
最短距離で俺の心のど真ん中をぶち抜いた。え?こんなの有りなの!?な衝撃。
音が塊で自分に向かってぶっ飛んでくるのが見えました。とにかく度肝抜かれました。
フニャフニャな 俺の心をホンマに殺してホンマに生き返らせてもらえた感じ。

「腐った奴を正しい奴が引き裂いてやるのはいい事なんだろう
神様だってそうするはずさ 神様だって そうする はずさ」
 

正しいのか?この考えは?正しい気もするが、でもとても危険だよな、、、
正しい、正しいと思うんでし。あんなやつ殺してしまえって誰でも思う筈なんです。

でも、その考えで世の中が動いて行ったら。その考えが世界を司ったら。
誰もが自分を正しい奴と考え、気にいらない相手を腐った奴と考えてしまったら。

本当に本当に、自分は正しい奴なのかもしれない。
本当に本当に、相手は腐った奴なのかもしれない。
でもそれを判断する基準はどこにあるのか。
完璧に公平な視点で誰が判断してくれるのか?そんな神はどこにいるのか?という。
 

「僕の両肩に舞い降りてきた黒い星は そのまま張り付いたままで
悪魔に心を売ったわけじゃないのに いくら擦ったって取れやしないんだ」
 

ベンジーは、終盤にこう歌うことで、
自分が提示した考えを否定した、と思うんですが、どうですかね?
ベンジーは、安易に自分が正しくて相手が腐っていると決めつけない事を宣言した、
と思うんですが、どうですかね?

もちろんこれは、僕の解釈。人それぞれが色々感じて考えることができる。
BJC、素敵だ。こんな素敵なバンドに出会えた俺はホンマに幸せモンやで。
 

ちなみに★★★★★★★、「LAST DANCE」というライブアルバムでも聴く事ができますが、
こっちも鼻血出そうにカッチョええです。実はライブバージョンとの出会いが先でした。
実際にライブ会場で見る事の出来た方々が、心底羨ましい!奇跡の一瞬やったろうなあ。

プロフィール

HN:
スズキスー
年齢:
46
性別:
男性
誕生日:
1978/03/13
職業:
ひっそりと生きたい
趣味:
献血
自己紹介:
ヨコシマンズのすちゃらかヘッポコギター担当、スズキスーと申します。牛歩より遅い速度でギターを学んでおりますよ!どっちかというと退化してますよ!浮気なナスでもいいじゃないか。そんな日々をすごしております。

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