×[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
http://ilovebjcbjc.blog.shinobi.jp[PR]
空の飛び方
spitz
スピッツの何が好きかっていうと、もうボーカルの草野マサムネさんの変態性に尽きます。あの最高のダメ男っぷり。なんでこんな一見爽やかに、変態っぷりを全開にできるのか!?尊敬。大尊敬。マサムネさんの妄想っぷりと軟弱さっぷり、だがそれを断固として他人に主張して意思疎通をとる事のできる、ものすごい逆説的な強さ。はあ、、、ダメ人間の鑑、理想の姿ですな。
「空も飛べるはず」という、素晴らしく美しい曲が収録されております、このアルバムに。シングルカットもされたし、ドラマの主題歌にもなってたはずだし、とにかく耳ざわりが良くてキャッチーな曲だし、いわゆる、スピッツの中でもかなり一般受けしているだろうと思われる曲なんですが、この「空も飛べるはず」のプロモーションビデオ映像を見た時、わたくしブッ飛びました。ものすごいブラックユーモアに思えたんです。以下、わたくし個人のもの凄く勝手な「空も飛べるはず」の解釈。
暖かそうな日差しの中、廃校のグラウンドか中庭みたいなところで、キャッチボールをしたり自転車に乗ったり、あるいは建物内で曲を演奏したりですごくご満悦そうなメンバー。女性看護士さんや紳士然としたおじいさんなどの、映像内に登場する他の人物も、終始笑顔で、あたたかくメンバーやカメラにむけて笑いかけている。なごやかな、どこまでもなごやかな映像の雰囲気と、優しい、とにかく優しい曲のメロディー。ものすごく幸せなメロディー。なんて優しい曲なんだ、、、
「君と出会った奇跡が この胸にあふれてる きっと今は自由に空も飛べるはず 夢を濡らした涙が 海原へ流れたら ずっとそばで笑っていてほしい」
こんなサビの歌詞もあり、ものすごく素敵なラブソングに一見みえると思うんですが、このプロモ映像、メンバーは白っぽい入院服みたいなの来てるし、なんで女性看護士さんにしか見えない人が、メンバーの背後でシーツを干したりしてるんだ?ひょっとしてこれって、病院内にメンバーがいるって設定なのか?ということは、、、
ここでガガーン!ですよ。勝手に全てを想像して話を作ってしまいました。メンバーは(マサムネさんは)気がふれてしまって、精神病院に入院している。毎日ユメの世界で遊ぶ日々。とっても素敵な恋人ができたという想像で最近はすごく幸せ。だから歌まで作っちゃいました。優しい看護士さんも、「マサムネくんすごーい!素敵な恋人できたねー。素敵な曲ねー」とほめてくれました。いっしょにうたってくれました。
そとのせかいがどんなかはしらないけれど、ぼくはここでまいにち、とってもしあわせです。
、、、つまり、「空も飛べるはず」というとても強く純粋な思いは、気がふれてしまった男の勝手な空想に過ぎない、というトンでもないブラックな設定の曲だった、という結論。そんな風に理解してしまったんです、わたくし。うわー、性格悪すぎだ、、そしてそんなブラックな理解の仕方をしつつも、究極のところでは草野さんは、やっぱり希望や愛やほんわかした幸せを求めて止まない素敵な人だ、と思ってるんですよー。なんだこのアンビバレンツな思いは。
ちなみにそんなヒネクレた見方をしちゃったらですね、、このアルバムに入っている他の曲の解釈も相当ブラックになります。「スパイダー」は、可愛い女の子を影から慕ってるだけの気弱な男が、勇気を振り絞って女の子を誘拐した挙げ句一緒に心中しちゃう曲だし、「青い車」は、恋人を絞め殺しちゃった男が、彼女の乗っていた青い車で死体と共に海へドライブに行く曲だし。「不死身のビーナス」はイマイチ分からないんですが、「最低の君を忘れない」という歌詞がとにかく衝撃的で大好きやし。
なんだかんだと勝手なことばかり書いてしまいましたが、すみませんこんなんでも本当に大好きなんです、スピッツ。どうかメンバーさん他のファンの方々、こんな変テコな文章を読んでも怒らないでくださいませ。スピッツ最高。日本人で良かったなあ。スピッツの新譜を世界で一番早く聴く事ができる。それが日本人。最高に素敵じゃなかろうか?PR
http://ilovebjcbjc.blog.shinobi.jp/%E9%9F%B3%E6%A5%BD/%E5%BF%83%E3%81%AE%E5%BA%95%E3%81%8B%E3%82%89%20i%20love%20it.心の底から I love it.