「国境線上の蟻」
ブランキージェットシティー
このベストアルバムのジャケット、7枚目のアルバム「SKUNK」のジャケット写真が
そのままイラストになってるんですが、何故なんでしょうね?関連あるんだろうか?
それにしても、女性の方はこのアルバムをお店でレジに持って行くのは、
かなり勇気がいるんではないかと思います。罪なバンドだぜBJC、、、さすがだぜ。
「水色」「John Lenon」そして、オーケストラ演奏が入ったライブバージョンの「悪い人たち」
が収録されているのがこのアルバムのキモだと思うんですが、
僕が気になるのは「Dynamite Pussy Cats」です。アルバム、スカンクに収録されてますね。
いやまあ、全曲大好きなんですが。以下、僕の好き勝手な想像のこの曲の解釈。
「小さなガキから 50過ぎの売春婦まで 今夜は皆お待ちかね」の、
とてもイカしたクレイジーなバンド、Dynamite Pussy Catsが今宵まさに最高の、
「店中メチャメチャ大騒ぎが始まる」ほどのすんごくゴキゲンなライブをするが、
それは結局は「小さな街の ほんの小さな夜の出来事」でしかない。
街全体から見たら、ましてや地球レベルでは、全然大したことではない。
この達観した視線!悟りの境地なんではなかろうか?いやー切なくも素敵です。
BJCという最高にイカしたバンドで最高にイカした音楽を作り続けながら、
でもベンジーは、自分たちのバンドの無力さを知っている。俺はちっぽけだ、と。
それはこの世界のなかでは、残念ながら大した事ではないんだ、と知ってしまっている。
そしてその事を知っていながらなお、ベンジーはロックし続ける事を断固として選んだ。
虚しさに逃げ込むのではなく、希望を追う事を選んだ。海を探し続けるんです。
だから僕は、BJCの曲を聴き続けている。生き続けている。
うわ、めっちゃ大げさかもしれん。でも自分にとってはこれは真実なんです。
BJCは、どんなに絶望を歌っても、絶望を演奏しても、最後まで希望を求め続けたバンドだった。
あ、過去形は悲しいな。希望を求め続けるバンドなんです。うう、、大好きだなあ。
本当にありがとうございます。 本当にねえ、日本に生まれて良かったよ。
ブランキーに出会えたんだもの。ブランキーの在る事を知ってるなんて奇跡だぜ。
PR